GazeLLEのblog

主に日記になりつつある。HSとかCOJのこと書きます。時々読書

【COJ】CS環境と東京予選の展望

3月20日の愛知予選から始まり、残すは2枠を争う東京予選のみとなったCOJ公式全国大会Champion ship。各地で行われた予選では熱戦が繰り広げられ、様々な波乱がありつつも、おおよそ順当に勝ち上がったのではないでしょうか。東京予選でもいくつかの名試合が生まれるでしょう。そこで、これまでの予選試合をもとにCSの環境を振り返ってみようというのが今回のテーマです。プレイヤー名敬称略

CS環境について

赤青魔手ハンデス
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まず、CS環境を語る上で欠かせないのは《赤青魔手ハンデスだろう。愛知予選で本戦一番乗りを決めたAPランキング全国1位”mondial”が予選で4戦中3回使用したデッキだ。
細かい解説、運用等は他のブログに譲るとして、《赤青魔手ハンデス》は環境を通して極端な不利が少ないデッキで、滅王アレキサンダーによる全体沈黙、5コス範囲除去のガイア、単体除去の大リーナを用いることによって地雷デッキにも対応力が高い。そのため相手がどのデッキを使うか分からない場合選択しやすいというメリットがある。また、デッキに自由枠を作りやすく各種メタカード(ランプ、対価、祝杯…etc)を採用しやすい。最悪このデッキだけで勝ち抜くということも可能だろう。プレイングに自信のあるオタクの大体は準備していて1回戦に当ててくることが多い印象だ。

舞姫アリアン
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CS環境では《赤青魔手ハンデスと共に個人的には2強だと思うのが《舞姫アリアン》だ。北海道予選決勝の”あーさー”の盤石な試合運びに見惚れたプレイヤーもいると思う。
リンリンによる焼き、アリアンの単体消滅、毘沙門の全体除去…これらを組み合わせつつ突撃でフィニッシュする除去と得点力に優れるデッキだ。加護、消滅耐性、ランプ、対価等でメタられた場合厳しいが、このルールではガチガチのメタデッキを当てて裏目、別のデッキを踏んだ場合おそらく死が見える。しかし、丸いデッキにメタカードを投入しても、オタク達は多少のメタカードはプレイングでどうにかするだろう。なので、個人的には寄せるなら裏目は気にせずしっかり殺意込めて寄せた方がいいだろう。
閑話休題
《魔手ハンデス》、《舞姫アリアン》を2強としてる理由は除去力、得点力によるところが大きい。《魔手ハンデス》は得点力というより滅アレキによる不安要素の排除・高い盤面強度といった点に言い換えるべきか。大会では緊張等で普段と違う状態でプレイせざるを得ず、全国対戦の時ほど正着手を選び続けることができない。つまり大なり小なりミスをする。そういったミスを挽回するにあたってオーバー気味な除去や得点ギミックはあるに越したことはない。これまでの大会で活躍したデッキにも、第2回アルカナカップはフェリアだったり、OCニケが入っていたし、MOAのちょもす赤黄にはライズスピムが搭載されていた。それこそ第1回アルカナカップはジャッジメントである。つまり大会ではある程度ミスすることを前提に、プレイングの難しいデッキは避け、テンプレート的な動きで点が取れるデッキが好ましい傾向にある。《明天舞姫》があまり使われないのはこの辺もあるとは思う。(使用者自体が少ないのもあるが)


他のデッキ
CS環境に話を戻すと、これら2つのデッキを中心に《トリロス》、《侍》、《OC珍獣》、《猿》、《赤青舞姫》、《巨人》等が拘りや人読みで使われている。

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個人的に注目してるのは”おぱん”が福岡予選で準決勝・決勝で使った《フレミリ珍》だ。フレイミー珍獣にミリアを組み込んだ構築をしており、序盤はミリアで除去しつつ得点を重ねフレイミーで追加火力、秩序処理をしつつアレスで〆るというデッキだ。準決勝では《赤青魔手ハンデス》と決勝では《舞姫アリアン》と当たり多少引きが強かったのもあるが終始圧倒して勝利している。これまでの予選では《猿》系統のデッキが出てきたことはなかったが、《魔手ハンデス》、《舞姫アリアン》両方を見れるデッキの存在は東京予選を荒らす一つの要因になるのではないだろうか。

東京予選の展望
デッキだけで見ると従来の《魔手ハンデス》、《舞姫アリアン》に《フレミリ珍》、《魔手ハンデス》以外にはそこそこの《トリロス》が食い込んでくる形になるだろうか。《舞姫アリアン》、《フレミリ珍》は加護が重いため《巨人》も熱い。

そして予選ならではの人読みが加わってくる。まずあげるべきはAPランキング3位《舞姫アリアン》の”バナナジョーカー”だろう。《舞姫アリアン》を使っているリプレイが多いが《明天舞姫》も使っていたことあり、使えるデッキタイプは広いと予想されるが、他のデッキを調整してるかは不明。最近では村正入りの《舞姫アリアン》も使っており単純な加護では見切れないか。何にせよ、まず意識すべき人で間違いなし。

次にくるのは”超絶可愛いーぱるる”か。多種多様なギミック、ゲテモノからガチデッキまで使いこなすオールラウンダーだ。デッキタイプが読めないが、相性のいい尖ったデッキをぶつけられればワンチャンあるか…?

その他でいうと、"くさなぎよわし"は福岡予選では《魔手ハンデス、《巨人》を使った。《舞姫アリアン》も使えるはず。プレイングは確かなのでオタク以外はデッキ選択からぶん回りで勝負しにいくのも視野になる。


この他にもプレイング強い系オタクは、関東ピンクの”winda”、《黄単》の”ユイ”、怒りの波動の”ぱしー”、《明天舞姫》の”モモベリアデビルーク”。このあたりが全員参加した場合かなり熾烈な戦いとなるでしょう。


また、デッキが特徴的というと《黄単ワンショット》の”アスカ”だろう。《黄単ワンショット》でくるのかそれ以外のデッキを持ち込むのか、デッキ選択の読み合いに注目したい。


そして何と言っても”あやつマン”を忘れてはいけない。現代におけるニンジャソウルの持ち主で、もし出るとしたら台風の目間違いなし。正直大会で当たりたくないエージェントランキングならトップクラスではないだろうか。大会でも桃花ケロルドブレシを華麗に決めて欲しい。

他にも注目している人はいますがこれくらいにしておきます。自身の見解としましては《魔手ハンデス》は他の地域に比べて少なくなって《舞姫アリアン》、他の地雷デッキが増えるのではないでしょうか。関東の上位プレイヤーには環境デッキを使う人もいれば、それ以外のメタ外を使う人もいます。メタ外を使う人にも合わせたデッキの調整は必要になってくるはず。また、福岡予選で活躍した《猿》も大きくからんでくるか。デッキタイプ自体はかなりの数が出てくるので人読みを含めたしっかりとした準備をできた人が勝ち抜くと思います。


ここまでに書いた人たちが全員出るかは分かりませんが、遠征者もいるみたいですし、東京予選はやっぱり面白くなりそうです。また、ランクが低くても強い人は沢山いますし、抽選枠から本戦出場する人が出るかもしれません。誰が抜けてもおかしくない大会になるでしょうね。結果とレポートを楽しみに待ってます。

 


長くなりましたが、ここまで読んでくれた人がいましたら、ありがとうございます。また記事を書きたいと思うのでその時も読んでくれると嬉しいです